加賀市役所で職員有志による自主勉強会が開かれ、日頃、市の指定管理者選定会やイノベーションセンターのコーディネーターの仕事で、企業の審査を担当することの多い私が、「企業の経営診断のための基礎知識」というテーマで講師を務めさせていただきました。
市役所では、各種の公共事業や公的施設の管理運営を委託、あるいは各種補助金の申請に対する採択といった様々な場面で、対象となる企業の経営状況を審査する仕事があります。企業の良し悪しを判断するためには様々な資料が必要なのですが、実際の審査にあたっては、限られた情報の中から「真実の姿」を見分けるスキルが必要になってきます。
私たち中小企業診断士は、その名称に「企業診断」という言葉が入っているように、企業をさまざまな角度から診断し、経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。私も指定管理者選定会の委員などの仕事で、さまざまな企業の経営資料を審査する機会があり、今回はそうした経験を踏まえて、市の職員の皆さんに基礎的な知識をお話しさせていただきました。
当日は業務を終えた夕方から勉強会がスタート。限られた時間ではありましたが、私もいろんな企業の診断・審査に携わってきた経験から得た知識とノウハウの基礎的な部分を、できるだけわかりやすくお話しさせていただきました。当日はオンラインで参加してくださった方もあり、また質疑応答では活発な質問が出され、私も大いに勉強になりました。
※以下の資料は、当日使用したスライドの抜粋です。
