金沢市が主催する『大学等と企業との就職に関する情報交換会』。求人難で学生の獲得競争が激しくなる中、平成28年度から始まったこのイベントは、地元の大学などと企業の担当者が一堂に会して情報を交換する貴重な場として開催され、私はコーディネーターとして、毎年全体の企画と運営を担当させていただいています。
しかし、ここ数年は新型コロナウイルス感染症の影響で3密の回避が課題。そのため準備の段階から実施方法について何度も検討を重ね、細かい配慮をしての開催となりました。 そして当日は県内9つの大学と3つの専門学校。そして40社余りの企業から就職関係の担当者が参加。熱心な情報交換が行われ、大変活気のある情報交換会となりました。
新型コロナウイルス感染症の拡大で、今年は様々なイベントが中止や延期になっています。しかし、就職を希望する学生は就職活動を中止するわけにはいきません。また企業の側も景気が低迷し採用数を減らすことはあっても、採用自体をまったく中止するわけにはいかないのです。
そんな中で開催されたこの情報交換会は、新型コロナウイルス感染症の感染対策を徹底しながらも経済活動を維持・継続するという「新しい生活様式」の、まさに一つの実践モデルになりました。