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『能登里山里海創業塾』2019

金沢大学の「能登里山SDG’sマイスタープログラム」と興能信用金庫が主催して、珠洲市にある金沢大学能登学舎で5回にわたって開講される『能登里山里海創業塾』(基礎編)。平成29年に開催し今年で3年目となるこの創業塾で、私も今回初めて「人材育成」の講座を担当させていただきました。 

  

この一連の講座はマイスタープログラムと興能信用金庫が開いている創業者支援プログラムで、能登での創業(事業化)について必要な知識を学ぶというものです。能登半島の先端部にある能登学舎は、金沢大学が珠洲市の協力を得て旧小泊小学校の校舎を借り受けて、平成18年にオープンした研究・教育施設だそうで、能登の里山里海の基礎研究や保全活動、都市-農村交流、地域振興のためのリーダーの育成など、地域との連携による様々な教育研究事業が実施されているとのこと。当日も地域の資源を活用した事業の実現を目指す皆さんが参加され、熱心に聴講してくださいました。 

  

この施設がある珠洲市は能登半島の最先端に位置しており、いわゆる「奥能登」と呼ばれる地域。全国の似たような地域と同様、少子高齢化が深刻な問題となっていますが、この創業塾に参加している皆さんは、県外から移住した人も含めて、この地域を活性化しようという高い志を持った皆さんです。そしてその熱い思いの実現を応援している金沢大学、そして興能信用金庫のスタッフの皆さんも、本当に温かい方々ばかり。同じ県内とはいえ、私が住んでいる加賀市は南の端っこ。最北端の珠洲市からはかなり距離がありますが、それでも地域を元気にしようという皆さんの活動は、私たち加賀市にも大きな刺激になると思います。 

 

『能登里山里海創業塾』の受講生、スタッフの皆さん、今回はご一緒させていただきありがとうございました。これからの皆さんのますますのご活躍をお祈りしています! 

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能登里山里海創業塾2019チラシ.pdf
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追伸

『能登里山里海創業塾』では2020年、2021年にも引き続き講師を務めさせていただきました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、いずれの年もオンラインでの開催となりましたが、参加された皆さんからはセミナー後に熱心な質問もいただきました。参加された皆さん、スタッフの皆さん、素晴らしい機会をありがとうございました。